研究室を希望する学生の皆さんへ
地球や火星の歴史をもっと知りたい.過去の巨大災害の物証を一つでも多く集め,防災に貢献したい.そう思う学生の皆さんへ.一緒に研究をしませんか.
当研究室では,野外調査を中心とした研究を行っています.理学的研究を追求しながらも,防災や社会貢献にも取り組んでいます.また,国内外の研究機関と連携し,高精度分析や数値計算技術を身に着けることも可能です.大学院への入学については,地球惑星科学専攻のウェブサイト(こちら)を参考にしてください.
考えられる研究指導(学位論文)テーマの例
巨大災害に関する研究
- 津波堆積物や地殻変動履歴を用いた国内外の沿岸各地域の古津波・古地震の実態解明
- 気象災害(台風・高波・洪水等)に関する地質・堆積学的研究
- 数値計算に基づく古津波・古地震・古台風の規模推定
- 津波が陸上や海洋の地質、生物環境に及ぼす影響
- 環太平洋の災害と文明、生物に及ぼす影響
地球史・惑星地質学に関する研究
- 白亜紀末の巨大天体衝突に伴う地球表層環境変動(クレーター内外の試料分析等)
- 火星における比較惑星科学的研究
第四紀イベント堆積物研究のための手法開発
- LiDAR技術を用いた高精度地形測量技術の活用
- 放射性炭素年代の統計的解析手法と広域対比法の開発
- 化学分析,バイオマーカー,環境DNA解析等を用いた堆積環境・堆積時期推定のための古環境解析
- サンゴ礁地形の形成と対波浪効果
- マングローブ林の形成史の解明